重要な意思決定をするときに、正しい抽象度・範囲・時間軸で考える

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意思決定をするときに、抽象レベル・考える範囲・考える時間軸を間違えてはいけないという話を自分への備忘録もかねて書きます。

何かに対して意思決定をするときに、

1、どれぐらいの時間軸で考えるか?
 (短期 ←→ 長期)

2、どれぐらいの範囲で考えるか?
 (部分 ←→ 全体)

3、どれぐらいの抽象レベルで考えるか?
 (具体 ←→ 抽象)

という事を検討しないと、精度の高い意思決定ができないと思うのです。それぞれで意思決定の目的にあった正しいレイヤーを設定しないと、考えがずれちゃうんですよね。

短期的(部分的、具体的)に考えれば正しい事も、長期的(全体的、抽象的)に考えれば間違っているということが往々にして起こるんです。

例えば、親は子供に、学生のうちに勉強していい大学に行けば、将来楽できるよ!という話をしますよね。(この話が正しいかどうかはおいておいて)これは時間軸を長く見てのアドバイスですよね。でも、子供からしたら『今、楽しい事』の方が重要なわけで、勉強なんかせず遊びに行った方が正しい選択なんですよね。

会社では部分最適と全体最適の問題が良く出てきますよね。上司から見れば、部下がやるべき仕事はAなんだけど、部下から見たらやるべき仕事はBだと。どちらもロジックは正しくて言っている事はあっているんだけど、考えているレイヤーが違うから、食い違いが出てくるんですよね。

他にも、いわゆる自己中心的と言われる人は、自分という範囲でしか考えていないから、自分にとっていいことしかしないわけですね。もう少し範囲を広げて、周りの人達のことも考え始めると、周りの人達にとってもメリットがあるような行動ができるようになります。

シンプルに考えるとAなんだけど、いろいろ細かく考えるとBな気がするというような事もあったりしますよね。抽象的に考えるとAなんだけど、具体的事項を見るとBというようなパターンですね。

僕は大学生の時に起業をしたのですが、具体的に物事を考えている人たちからしたら、「せっかくいい大学に行ったのだから、大手の企業に入れば、毎月必ず給与がもらえて、福利厚生もあって、休みももらえて、安定した人生が歩めるのに」なんてことを思われただろうし、言われたこともありました。

でも、僕からしたら『楽しい人生を歩みたい』っていう考えがあって、起業の方が楽しそうだから就職はしないで、起業しようっていうシンプルな考えだったわけですよね。(僕の性格上、安定した人生っていうことに全く良さを感じなかったというのもありますが)

ちょっと話がそれてしまいましたが、上記3つのレイヤーによって全く考え方も違ってくるし、結論も変わってくるという事を言いたいわけです。よく使われている表現だと、『見えている世界が違う』という状態になるわけです。

で、ここからがさらに重要な話です。

僕が最近思う事は、

多くの人が設定すべきレイヤーを間違っている事が多い。

ということです。もう少し具体的に言うと、多くの人が、短期的・部分的・具体的に考えすぎていると思います。

今日のよるご飯は何を食べよう?というようなあまり影響を及ぼさないような意思決定の時は問題ないです。

でも、

・就職先をどこにして、どういうキャリアプランを歩もう?
・結婚を何歳でどんな人としよう?
・(経営者だと)どの事業にリソースを集中させよう?
・(経営者だと)どんなビジネスモデルにしよう?

というような大きな影響を及ぼす意思決定のときに、レイヤーが短期的・部分的・具体的すぎると思うんです。(逆に長期的・抽象的・全体的すぎに考えすぎて、よくわからない事を言っている人も稀にいますが)

この前、ある経営者の人と飲みに行ったときに、

「抽象的なレベルで考えた事も、具体的なレベルに落とすと色々としがらみがあったりとか、解決が難しい問題が出てきたりする。でも、そういったことに惑わされずに、抽象的なレベルで考えた方向に意思決定をしたことは、振り返ってみるとうまくいった事が多い。」

というような話をしていたのですが、まさにその通りだなぁと思います。

あと、僕は人と話すときに、相手がこの3つをどれぐらいのレイヤーで話しているのかという事をいつも気にするんですが、いろいろとうまくいっている人は、一般の人よりも長期的・全体的・抽象的に考えている人が多い気がします。

1週間先とか1ヶ月先の話ではなくて1年先とか5年先、10年先の話をしますし、自分の幸せだけでなく、周りの人の幸せ、世の中の人の幸せを考えてますし、考え方もシンプルで簡単なんですよね。

まとめ

これは自戒も込めてですが、意思決定をする時は、時間軸・抽象度・範囲が正しいレイヤーで考えられているかを見直しましょう。

これはバランスの問題なので、長期的・全体的・抽象的すぎても駄目なのが難しいところですが、一般的には短期的・部分的・具体的になりやすいので、レイヤーを高く持つように意識した方が良いでしょうね。

これを意識するだけで、意思決定の精度は格段にあがるとおもうので、ぜひ、試してみてくださいー。

まとめ2

この3つのレイヤーに関して、意思決定以外の事でも色々と考えてみるとおもしろそう。例えば、この記事を書いてて気づいたけど、この3つのレイヤーの違いで起こるコミュニケーションの問題って結構多そう。

その辺りも今度、深く考えてみよう。

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